観劇日記:『吉原御免状』

というわけで、いのうえ歌舞伎第二章のスタートを飾る『吉原御免状』を観てきました。原作を読んじゃった身からすると、ちょいと物足りない感じです。

シリアスにということで、新感線らしいギャグシーンは一切なし。でも、スピーディーな展開は相変わらずです。原作はかなりの分量なのですが、1幕はうまいことまとまっていたなぁと思います。新聞の劇評の、2幕の原作のラストのシーンを盛り込むと2幕のシーンが生きてくるんじゃないかというのは全く同感。終わり方も少々唐突だった気がしたので、もう少し誠一郎の葛藤とかがあった方が、と思いました。

それにしても、古田新太の義仙はとにかくインパクトがありました。拷問のシーンとかマジで怖い(^^; 悪に徹した役もハマるなぁ、と。あと、橋本じゅんも意外といい感じ。アクションシーンとか全くなかったんですけどね。幻斎役のオヒョイさんは素というか、そのまんま。まさにイメージ通りですね。太夫役の二人は文句なしです。パンフの写真は、もう…

#幻斎の立ち回りも見たかった…


28. 9月 2005 by Castaway。
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