観劇日記:『キル』
今年最後の観劇は野田地図/NODA・MAP第13回公演「キル」でした。ちなみに2年前の年末もNODA・MAPを観に行ってたっけ。今回は台詞回しの早さはあまり気にならなかったです。
タイトルの「キル」の「着る」「切る」「KILL」
の他にも様々な言葉遊びというか、掛詞というか、その場面場面での言葉の意味の持たせ方に面白かったり、感心したり。ジンギスカンを題材にしているので、キーワードの羊を使った台詞が一番印象に残っています。とにかく台詞もそうですが、舞台美術も布だけで様々なものを表現したりと、相変わらず想像力を使わせてくれます。
妻夫木と広末は予想していた程悪くなかったかな。ただ意図的かどうかはともかく、妻夫木の声の感じが初演・再演でテムジンを演じていた堤真一にそっくり。声という面でいえば広末の声もこんな声がでるのね、とちょっとびっくり。
もう一度いろんな台詞を探しに、当日券で並んで観たい、そんな作品でした。