読書日記:『吉原手引草』

2007年の直木賞受賞作です。関係者へのインタビューという形で進んでいくストーリーは面白いなと思いましたが、後半に入ったあたりで落ちが読めてしまったのと、最後の章で二時間ドラマのようにペラペラ真相が語られちゃうのが、ちょっと残念。ある意味、証言を積み重ねて何がどうなったのかを推理していくゲームのような本かも。

吉原を描いた本としては風俗や作法も含めて、細かく書かれていると思います。隆慶一郎の『吉原御免状』を読んでいると、時代によってのしきたりといった違いとかも見えてくるので、個人的には合わせて読むのがオススメです。なので、どちらかというとミステリーというよりも、その名の通り吉原のガイドブックみたいな本という印象ですね。


11. 2月 2008 by Castaway。
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