読書日記:『Story Seller Vol.2』
最近文庫化された 『Story Seller』 の Vol.2 が出たので、早速買いました。今回も充実した内容でした! 今回も前回と同様危うく電車を乗り過ごしそうになりましたよ…
近藤史恵は今回も『サクリファイス』の外伝で、エースになった石尾と赤城のお話。なんだか読むたびに石尾の印象が変わってってます。一匹狼のところは相変わらずだけど、意外とチームメイト想いというか。
では、いくつかピックアップして。
- 『合コンの話』:伊坂幸太郎
様々な文体で、ある合コンの様子を描いた作品。いきなりあらすじが出てきて、びっくり。しかもミステリーっぽい感じかと思ってたら、ホッとする終わり方でした。というか、そこと繋がるか~と。Vol.1の作品よりもこっちの方が自分好みかなぁ。 - 『ヒトモドキ』:有川浩
いままで読んだ作品と全然違って、これまたびっくり。どうも『Story Seller』ではダークな?登場人物の場合が多い気がします。Vol.1のはデビューの経緯とか自分の経験が入ってそうだけど、今回のはどうなんだろう… - 『444のイッペン』:佐藤友哉
前回が『333のテッペン』で、今回がこのタイトル。次は555の~になるのかしら。555といえばタバコかな!? それはともかく、メインの二人の過去ってどうなんでしょうね。二人とも裏がありそうというか、土江田は明らかに何かありそうだし、赤井も高校生のくせに探偵だし。続くならどんな方向に行くのかなぁと楽しみです。 - 『日曜日のヤドカリ』:本多孝好
お父さんと弥生さんの関係がすごくいいです。弥生さん、登場人物の中で誰よりもしっかりしてるかも。二人の関係も含めて、なんだかほのぼのした感じで(話の筋的にはそうでもないけど)、一番好きな作品です。
今回も作中に挟まれた写真がとても素敵でした。いいな、ああいう写真をとりたいなぁと思いますね。Vol.1 も含めて、本読みの方には是非読んでいただきたいです。というか、むしろ自分が勧めます(^^;