『皇室の名宝』展に行ってきました
東京国立博物館 平成館で開催中の『皇室の名宝―日本美の華―』展に行ってきました。
目玉はやっぱり若冲の『動植綵絵』でしょう。2年ほど前に京都の相国寺でも展示されたことがありましたが、東京で全30幅一挙に公開されるのは大正以来の83年ぶりだとか。うちの祖父が生まれたあたり以来ってのにビックリですわ。
さて、その『動植綵絵』ですが、京都で見た時ほどの圧倒的に迫ってくるほどの色彩感は、照明のせいか感じられませんでした。その分描写の立体感が際立っていたように感じます。鳳凰の羽や牡丹の花が特にそんな感じでしたね。後からNHKの特集番組を見たので、行く前に見ていたら、少し違ったように見られたかもしれません。でも、30幅一揃いの存在感は相変わらずすごいですね。中でも展示のちょうど真ん中ほどに鶏や鳳凰、孔雀を描いた4幅が並んでいて、人気のモチーフだけに、一番見栄えも見応えもありました。
他にも唐獅子図屏風の桃山時代と江戸時代での描写の違いや、江戸時代に描かれたという世界地図の屏風など、興味深い作品が多かったです。それにしても世界地図の屏風は誰が、何のために、どうやって描いたのか?疑問符だらけですね。
後半は明治以降の工芸品が中心。恐ろしく細かい有線七宝の『七宝四季花鳥図花瓶』が一番印象に残ってます。まさに超絶技巧。
う~ん、来週もう一回いっちゃおうかなぁ…
こんなんやってたんすか。
この前上野行ったとき見にいっとけば良かったかも。
>タチバナ さん
上野はちょこちょこおもしろいのやってるんですよねぇ。
第二期も結構おもしろそうですので、機会があったら是非~