割引に釣られて写美へ

1/3に2割引きの文字に惹かれて、東京都写真美術館へ行ってきました。ホントは2日だと無料だったんですけれど、グズグズしてたら行きそびれちゃって。ここ数回おきまりの3つのセット券で。

ストリート・ライフ』、100年以上前の写真をこうして観ることができることにまず驚きと感動。昔のカメラの写りもなかなか味があるなぁと感じました。こんなこと書いてるとクラカメ方面へ行ってしまいそうですが… 中心部はキチンとシャープで、周辺が流れてる感じとか。比べるのは何ですが、HOLGAを使ってて似たような感じかなぁと思います。アウグスト・ザンダーのポートレートはどれもその時代を生きた人たちの力が伝わってきて、一番印象に残りました。

写真とは別に、テーマとなった時代は、プリントと出版の歴史でもあったんだなぁと思える解説と展示があって、そちらも興味深かったです。

日本の新進作家展vol.10』、印象に残った作家は西野 壮平と北野 謙の二方でしょうか。西野氏の作品はどこかで観たような記憶があるのですが、ちょっとあやふや。撮影した写真をコラージュして、都市を描くというのは、自分でそこを歩いているからこそですね。自分で通った道はよく覚えてるけど、連れて行ってもらったところはあまり覚えていないですから。そこに意図とか自らの記憶があるのかなぁと。

北野氏の作品は1枚の印画紙に多重に焼き付けたポートレート。背景となっている部分もよく見ると、肖像になってるわけで、個でもなく、集団でもないというところに惹かれたのかも。そういう意味ではデモ参加者を重ねた作品も見方によってずいぶん印象が変わる気がします。

映像をめぐる冒険vol.4』、写真展というより、映像メインな展示。見えなかったものが見えるようになると、世界も考え方も変わるということで、哲学的な感じも。オーサグラフという世界地図がなかなか興味深かったです。


05. 1月 2012 by Castaway。
Categories: Art, Photo | Tags: | 2 comments

Comments (2)

  1. あけましておめでとうございます。
    まずは新年会ですね♪
    本年もよろしくお願いいたします。

  2. > KMさん
    遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。
    新年会、短時間でも参加できればいいんですが…