読書日記:『下町ロケット』
去年のベストセラーですね。普段は単行本は買わないのですが、今回は同期に借りて読んでみましたよ。感謝。
下町とロケットというと荒唐無稽のようで、実はそうでもないんですよね。実際。こないだのはやぶさの時も大企業だけのプロジェクトじゃなくて、中小の企業も関わってて、オーストラリアからカプセルを持ち帰ってきた運送用のボックスも、途中下車の旅で出てきた町中の会社が手がけてたりとか。そんなわけで、あり得ない話じゃないかなと。
中小企業が舞台ということで、昔見た『昭和島ウォーカー』とか、ロケットがらみで絶薬の沖田さんの回を思い出しながら読んでいきました。最後のシーンは絶薬の通りでしたね。詳しく書いちゃうとネタバレになっちゃうので、書けませんが。
物語のキーとして、特許の話が出てきます。物語に出てくる言葉で、抜けがないように、徹底的に
書くというのは、仕事で特許を扱う身としては耳が痛いですね。実際に担当者から言われることだし(^^;
後半の佃製作所が一体になっていく感じがすごくよかったなぁ。自分もこの後こういったワクワクするような仕事に出会えるのかしら。