観劇日記:『THE BEE Japanese Version』

ちょっと前になりますが、水天宮ピットで観てきました。こんなちっさい箱なのか!と行ってみてビックリしましたよ。そりゃあっという間に売り切れますがな。

筒井康隆の『毟りあい』が原作なのですが、自分は未読。観劇後は何ともいえずイヤな感覚が残りました。原作はおそらくユーモアもちりばめてあったんでしょうが、こちらはいわゆる普通の人が、狂気にとらわれていく様がとんでもなく怖い。ちょっと前まで理性的に話してたのに、何かの拍子にパチンとスイッチが切り替わって暴力的になってしまう、というのが、自分にも決して無いとは言い切れないところからきているのかもしれません。

もう一つ怖いと思った場面は、井戸と小古呂の応酬。端から見ると身の毛もよだつような出来事が、ルーチンワーク的な日常に。この辺は観ていて本当につらかったですわ。淡々と進むだけに余計に。

箱が小さいのも、息づかいが伝わるくらいで、これをみせるという意図があるのかもしれないですね。大きい箱じゃここまでの怖さは伝わらないような気がします。

出演されてる方皆さんそれぞれ強烈な印象を受けましたわ。女性と母親のスイッチが切り替わったなとわかる宮沢りえと、あの風貌で赤ちゃんにキチンと見える近藤良平のお二方が特に。


03. 6月 2012 by Castaway。
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