写真展三昧な1日
昨日は写真展をいくつか回ってきました。本当はポートレート専科までだったのですが、時間に余裕があったので、写真美術館まで行ってしまいました。結果的に4つもまわってしまい、盛りだくさんで、さすがにちょっと消耗…
さて、ちょっと短めだけど、それぞれ感想を。
- エヴァンゲリオン×美少女写真展
渋谷に行くついでにということで、ちょっと行ってみたけど、正直800円は高かったなぁ。コンセプト自体は面白いのかもしれないけど。4つもテーマはいらなくて、どれか一つでよかった気もする。あ、チタンのロンギヌスの槍はすごかったですわ。あんなのよくつくったなぁ… - ポートレート専科 2012
去年足を運んでみて、とてもよかったので、今年も。参加されてる方、それぞれタイプが違うので、観ていて参考になったり、こんな風に作品に仕上げるんだと勉強にもなったり。一通り観て思ったのは、自分は写す人と被写体との関係性がみえた方が好みということ。雑誌で篠山紀信が自分は女衒ですから、自分が現れたらまずいですよね、って言ってたけど。それはそれって気がする。自分の場合は仕事ではないしね(^^;
- 田村彰英「夢の光」
無機質な作品が並んでいて、正直寒気がしたくらい。戦闘機の作品や、鶴見のガスタンクの作品からは機械的な美しさもみえたのだけれど、<名もなき風景のために>のシリーズはなんてことの無い風景なのに、ニュースの舞台となっただけで作品から怖さを感じて、文脈によってこうも見方が変わるものなんだと再認識。 - 世界報道写真展2012
アラブの春に、東日本大震災と、正直一番消耗した展覧会。激動の一年とひとことで言ってしまうのはたやすいけれど、こう写真を通してみると、あらためて世界では悲しい出来事の方が多いことに気がつかされます。日本のメディアが決して掲載しないような写真もあり、ジャーナリズムという面からも考えさせられるように思います。会場内に併設されていた、震災で仮設住宅に非難されている方達の家族写真の笑顔にホッとなりました。