観劇日記:『髑髏城の七人 Season花』
いつ以来の観劇日記かしら…(^^ゞ
映像で観た97年版、2004年のアカとアオ、2011年のワカドクロに続いての6年ぶりの『髑髏城の七人』です。97年版が新感線を観るきっかけになったというのは前回も書いた話なので、ちょっと省略。話の筋はともかくとして、最近はDVDとかも見返していなかったけれど、意外と台詞は覚えてるものですね。って、これも前回書いたか。振り返るとかれこれ15年近く新感線を観続けてるのね…
で、今回はIHIステージアラウンド東京でやってるのですが、360度舞台で、中心にある観客席がぐるぐる回るっていう劇場。アトラクションのように激しく動くわけではないのですが、観客席が動くってどういうことよ、と行く前はクエスチョンマークでした。
ということで、たいしたことは書いていないけど、毎度のごくネタバレ注意。
緞帳のかわり?にスクリーンが舞台にかかっているのですが、見せたい部分だけが開いて舞台が見えていて、他は背景的に映像が出てました。同じセットなのに、席が回転して見える角度が変わると全く違うシーンに見えるというのでビックリしたのと、役者が観客席側で演技しながら席が回転して、別の舞台に移動することで暗転がないまま進行していくので、舞台のような映画のような。『没入型エンターテインメント施設』とうたっていますが、没入感は本当にすごかったです。
印象に残ったシーンは天魔王を倒した後の脱出からの合戦シーンでした。観客席前のスクリーンがここで初めて全開になって、本水つかった合戦場のからの7人のシルエットは格好良すぎですよ。あとはカーテンコール前のぐるっと1週したのは、それぞれのイメージにあわせたところで役者さんがでてて、これは映像っぽい演出でしたね。
多分同じメンバーでまた7年後とかやったら、ずいぶん違ってくるかも。
と前回書いてて、今回も捨之介は小栗旬だったのですが、今回の方がずっと格好良かった!というのが正直な感想です。
今回の沙霧はよく動くなぁというのと、古田新太の贋鉄斎は面白中心な感じ…と役者さんの感想よりも劇場と演出がメインの感想になってしまうくらいのインパクトでした。